女紋 -おんなもん-

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6つの習慣とその継承

女紋と呼ばれる習慣にはそれぞれ異なった性質を持った数種類の属性パターンが存在する。
女紋を大まかに分けると、母系紋替え紋に分ける事が出来る。そしてそれらとはまた違った別の習慣も存在する。これらも母系紋や替え紋として使われる場合もあり、本誌ではこれらも含めた「6つの習慣」として説明していきたい。

母系紋 母から娘へ伝える代表的な女紋。
替え紋 替え紋を女紋として使う。
実家の紋 生家の紋。一時的に女紋として扱われる。
通紋 女紋として便宜上使われる事が多い。
私紋 装飾目的が強い本人だけの紋。
アレンジ紋 装飾的要素が強く家紋を女性らしくアレンジする。

以上が6つの習慣とその簡単な説明である。母系紋を始めとする女紋の特色を理解する事によって、スムーズに女紋を理解して頂けるであろう。

継承について

また、これらの習慣には「継承される習慣(母系紋、替え紋)」と「継承される事が少ない習慣(実家の紋、アレンジ紋、私紋、通紋)」に分ける事が出来る。合わせて継承経路図を用いて解説させて頂く事にしよう。

succession1.gif

左記の継承経路は家紋(男紋)の最も基本的な継承の経路を示したものである。
家紋は名字と同等である為、男女共有であるが、基本的にその継承は父系継承である。故にこのような経路図となる。
経路図は「本人」を既婚女性と過程したものである。以後の習慣の経路図もこの形態を基本としている。

では6つの習慣について、次ページより順に説明させて頂こう。